夏の思い出は、尽きないものです。
耳から来る思い出の一番は蝉です。蝉の種類で夏の終わりを知る事もできました。
特に興味のある蝉は、チッチゼミです。「初秋の頃、谷筋のここかしこから、チッチッチッチッという鳴き声が聞こえ、どんな虫が鳴いているのだろうと探してみてもなかなか見つかりません。早朝、道わきの草の間などを見ると、たった2㎝あまりの黒い小さなセミがとまっているのが見つかります。それが鳴き声の正体なのです。初秋から秋に現れる日本
最小のチッチゼミです。」
六甲山系と芦屋のセミ9種と標高の分布→エゾゼミ(六甲山最高峰から標高500mに生息)、ヒグラシ、ミンミンゼミ、チッチゼミ、ハルゼミ(六甲山最高峰から標高100mに生息)、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミ(六甲山最高峰から標高0mに生息)
吉田拓郎の「夏休み」という歌があります。「あの時逃がしたトンボはどこ行った」という歌詞で時の移ろいが感じられます。虫の一生は短いけれど、そうとも思われません。。
「蛇谷は芦屋川の支流の1つで、東お多福山の北側を流れる谷筋です。谷の周辺は、樹木やその下に生える植物の種類や数も多いので自然環境の豊富なところです。したがって芦屋の山地でも野鳥がたくさん見られるところです。初夏には、声も姿も美しいオオルリをたくさん観察できるのも、この谷が一番です。高い木の梢でピールリ、ポピーリ、ピーリー・・・と盛んにさえずっている鳥があれば、この鳥の雄としてまず間違いありません。双眼鏡でみると全身が濃いブルーにつつまれた美しい鳥です。東お多福山の方から、カッコウ、ホトトギス、ポポポポと筒を叩くようなツツドリなどの声が絶え間なく聞こえ、屋町の楽園といった感じです。」(「あしや子ども風土記・小さな生きものたち」)
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