2016年4月28日木曜日

「太古の昔、奥池にナウマン象がいた?」

「昭和36年(1961年)、芦屋と有馬を結ぶ芦有ドライブウェイの工事中に手のひら位の大きさの化石が見つかり、ナウマン象の下あごの歯であることがわかりました。

ナウマン象は、なぜ、このような高い所で発見されたんだろう?

その理由を想像してみよう!

ナウマン象は、いつごろから日本にいたの?

ナウマン象が日本に渡ってきたのは、約10万年前ごろで、人類が日本列島に住みつく前だと考えられています。この時代の海面は今より約140mも低く、日本列島は大陸と陸続きになっていました。

また、日本列島から姿を消したのは、旧石器時代~縄文時代初期(約4~1万年前)ごろで、海面の上昇による草原地帯の減少や、当時の人々の狩りなどが原因と考えられています。発見された化石は、現在、芦屋市立美術博物館の歴史資料展示室に展示されています。

また、復元されたナウマン象を大阪市立自然史博物館で見ることができます。

ナウマン象の化石(下あごの歯)が見つかった時の様子復元されたナウマン象は、草食の大型動物で、草原地帯に住んでいました。しかし、芦屋川上流で発見されたナウマン象の化石は、海面からの高さが約400mもある六甲山地の中腹で発見されました。

どうして、こうした山の中で発見されたのか、謎となっています。

【答え】→正解

復元されたナウマン象
ナウマン象の化石(下あごの歯)が見つかった時の様子


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