2016年3月18日金曜日

【ウィキペディア】「芦有ドライブウェイ」

芦有ドライブウェイ株式会社 Royu driveway Co., Ltd. 種類・株式会社、市場情報・非上場 本社所在地〒659-0004 兵庫県芦屋市奥池南町34-1 設立2010年6月15日 (芦有開発の設立は1958年3月1日) 事業内容一般自動車道の経営 代表者 藤間秀之資本金4000万円従業員数約30人

 主要株主西日本高速道路51.0% 日本政策投資銀行49.0%

 芦有ドライブウェイ(ろゆうドライブウェイ)は、兵庫県芦屋市・西宮市・神戸市北区にまたがる一般自動車道事業による有料道路である。芦有ドライブウェイ株式会社が経営し

概要

六甲山の東側を越え、芦屋市街地と有馬温泉を結ぶ。延長10.67㎞。

 歴史

 芦有開発株式会社が建設し、1961年9月21日に供用を開始した。

 1992年に隣接する西宮北有料道路が開通してからは通行料収入が減少し、2005年からは恒常的に赤字路線となったが、道路の赤字は同社の不動産事業の収益で穴埋めをする状況となっていた。このため、当道路をオーストラリア最大の投資銀行であるマッコーリーグループに売却する交渉が進められた。

 具体的には、芦有開発が2008年9月中に開催を目指した臨時株主総会で特別決議を行い、早ければ同年10月末にもドライブウェイ全線と沿線の展望台やレジャー施設など自動車道事業の資産をマッコーリーグループが設立する新会社へ継承する構想であった。なお、芦有開発はマッコーリーグループへの売却後も不動産事業は継続する予定であった[1]。しかし、経済情勢の変化により文書で買収断念が伝えられた

[2]。 その後、2010年4月26日に西日本高速道路と日本政策投資銀行が当道路を買い取る契約を結んだことを発表し、阪急阪神ホールディングスグループから離脱することが決まった。西日本高速道路は、通行料金の値上げなどを行わなくとも、コスト削減によって黒字化は可能としている

[3]。 2010年6月15日、芦有開発は芦有ドライブウェイを経営する子会社として芦有ドライブウェイ株式会社を設立。7月7日に同社の株式を西日本高速道路と日本政策投資銀行に譲渡した

[4]。 2014年8月10日、台風11号による豪雨の影響で、有馬トンネル坑口部への土砂流入や盛土の崩落等の災害が発生し奥池 - 有馬ゲート間が通行止めとなった[5]。8月20日には通行止め区間は宝殿ゲート - 有馬ゲート間に短縮された[6]が、被害が大きいことから全線開通は2015年9月頃の見込みとされている。

 出入口・接続道路

 有馬ゲート(兵庫県道344号奥山精道線)

 宝殿ゲート(兵庫県道16号明石神戸宝塚線)

 芦屋ゲート(兵庫県道51号宝塚唐櫃線)

 料金

 料金は、全線を通し利用する場合と、区間利用(宝殿ICを利用)の2種類が存在する。また、奥池・展望台・芦屋ハイランドを利用する場合など、同一ICから入出路する場合は区間利用の料金と同額になっている。

公道化要望

芦屋市奥池町付近に住宅地があるが、当道路を利用しないと芦屋市街地に出ることができないとして、この地域の住民から芦屋市へ公道化の要望が出されている。1966年(昭和41年)3月30日に公道化を求める陳情が出され、全会一致で採択されている。また、前述のマッコーリーグループへの売却交渉の過程でも、過度な開発を懸念する観点より、地域住民から市及び市議会に対して公道化を含む要望が提出されている[7][7][8]

 沿線施設奥池に隣接し、グラウンドゴルフ場やバーベキューサイトのある「奥池あそびの広場」も同社が運営している[9]

 標高645mの「東六甲展望台」からは、大阪平野から神戸港までの眺望を眺めることができ、夜景スポットとしても知られる[10]

 路線バス

路線開設当初は芦有会社の運営する「芦有バス」が運行を担っていたが、1977年に阪急バスに移管した。なお、当時の車庫は芦屋ゲート横にあった。

 2011年現在、以下の路線バスが当道路を経由して運行されている。

 阪急バス(芦屋浜営業所・山口営業所) 阪神芦屋 JR芦屋 - 阪急芦屋川 - 芦屋ハイランド

 阪神芦屋 JR芦屋 - 阪急芦屋川 - 奥池 - 展望台 - 有馬温泉( - 山口営業所)

 イメージソング、毎日新聞社選定「東六甲の歌」 『ふたりの季節』 作詞:皆川一男/補作:万里村ゆき子、作曲:万里村ゆき子、編曲:河村利夫、題字:芦有開発株式会社社長 金井慶二、唄:ジュディ・オング、1968年(昭和43年)5月25日発売

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