2016年3月19日土曜日

「奥池の地質は、六甲山系で全て花崗岩地質である?」


奥池は六甲山系の一部です。大昔、海底が隆起して出来ています。


地面の数メートル下は花崗岩層の岩盤です。土地により岩盤がむき出しになっている所が見えます。剥き出しになっている所は風雪で風化が進みます。だから、ネットで覆い落石防止を施しています。

「奥池の地層は以下の地層図をご覧ください。

芦屋ゴルフ場から奥地にかけて、非常になだらかな地形がつづいている。六甲の山中とは思えぬほどゆるやかな起伏で、かつて花原とよばれた芦屋ゴルフ場や、いまはすっかり住宅地に変わってしまった奥池の周辺には、その昔、水田が営まれ、松林の中に畑が点在するのどかな牧歌境であった。500メートルの平坦面、芦屋ゴルフ場から奥池にかけて,なだらかな起伏がつづく.低地の平坦面をそのまま残しながら隆起 したことを示す地形である。 その景観は、麓の甲山周辺にひろがる丘陵地帯や芦屋山手のゆるやかな傾斜地にそっくりである。何十万年か前の低地がそのまま上昇してきたことが、この地形からもうなずける。
 そして、この平坦地と芦屋山手との間には両地魂を境している芦屋断層があり、その高度差は250メートルある。それでは、六甲主峰と、この平坦面との関係はどうか。やはり前者に似た特徴が見られ、六甲山項部の800~900メートルの平坦面との間は急峻な傾斜面であり、両者の境に五助橋断層がある。その高度差は、300~400メートルに達する。

六甲山の誕生、六甲山のあった場所は、以前は低い丘でした。それが、今からおよそ100万年前から、六甲山一帯に東西方向の強い圧力が加わり、その結果、六甲は上昇して丘から山地に成長。大阪湾は沈みました。これを六甲変動と呼びます。六甲山に多い断層は、この時にできたものです。六甲山の大部分は花崗岩でできています。花崗岩はふつうは固くて安定した岩石を形成しているのですが、六甲変動により花崗岩は破壊されてもろくなり、長い年月の風化作用によってサ化し砂山のようになっています。現在、約90年の年月をかけて草木のない山から緑豊かな山に復元された六甲山系。この緑の大部分はアカマツとコナラの林で、最高峰付近には、ブナイヌブナ林、大龍寺、天上寺周辺には、スダジイアカガシ林など自然に近い林も育っています。これらの林をつくる樹木や草木類は、四季おりおりに花を咲かせ、秋には見事な紅葉で私たちの目を楽しませてくれます。また、六甲山系には、ここでしか見られないアリマウマノスズクサやロッコ

ウコツクバネ、すがたを消しつつあるユリの仲間、絶滅に近いカキラン、スイラン、サギソウなどの湿地植物といった、貴重な植物が生育しています。

 マサ化花崗岩は、地下でマグマがゆっくりと冷えてできた岩石で、大きさのそろった、ガラス質を含まない完全結晶の粗い粒状の鉱物が集まってできています。このような岩石の表面が気温の変化で膨張と収縮を繰り返せば、鉱物ごとに膨張率は違うので、鉱物粒の間に歪みができて崩れ、粗い砂粒になります。この過程を「マサ化」といいます。」

【答え】場所によって変化が有ります。  http://www.kaiou.net/






0 件のコメント:

コメントを投稿